内股でちょっと内気そうな動物たちをニュアンスのある糸で編むロシアの作家さん「little owlet」さんが、新しくブタのパターンをリリースしたので編んでみました。
作家さんご本人の編んだ見本はこちら。
ロシアの編みものカルチャーってヨーロッパ各国ともちょっと違い、アジアともまた違い、もちろん大陸の違うアメリカとも違う独特な雰囲気があります。この作家さんも「ロシアっぽいな」と感じられるテイストがありますよねー。
パターンはゲスト購入ができるEtsyで買うのがらくちんだと思います。
https://www.etsy.com/listing/631159542/piggy-crochet-pattern
おそらく作家名の由来となっていると思われるこのフクロウちゃんや、
https://www.instagram.com/p/BNG5hmhB-3F/
これからの季節に作りたくなりそうな鹿さんなどなど、ベースが共通な動物たちがたくさんいます。
使用糸:スキー毛糸 カジュアルコットン
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(恐縮ながら画像はアフィリエイトです)
コットン:アクリルが50:50の糸を以前色々試していて、「どうせブタを編むだろうしいっぱい買っても大丈夫だよね!」と袋買いした糸。予想通りブタを編んでますね…。
元のパターンでは中細以下の糸を使い、レース針4号で編むという指定です。結構キツキツ、カチカチに編むイメージですね。糸の太さとしてはハマナカティノやダルマirorioなどがいいかと思います。
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難易度 ★★★☆☆
オリジナリティ ★★★☆☆
ユニバーサルさ ★★☆☆☆
パターンの完成度 ★★★☆☆
総合おすすめ度 ★★★☆☆
各項目見ていきましょう。
難易度 ★★★☆☆
ちゃちゃっと編めるものを編みたいよね、ということで。ぶらーん。https://t.co/V2vIkqm1sQ
ロシアの作家さんです。ほんとはボール紙のジョイントを使うパターンなんだけど、プラスチックジョイントにしちゃったのでちょっとした調整が必要… pic.twitter.com/8zpJuIbgu6
— piggiesagogo (@piggiesagogo) September 23, 2018
パターンはロシア語と英文のふたつです。編み図はありません。
編み方としてはあまり難しくありません。ボトムアップのあみぐるみなので、足のつま先から編みはじめます。
ボトムアップのあみぐるみってほとんど自分では作らないので、パーツつなぎのTipsなどは新鮮でした。ただ、インストラクションで一部1st legと2nd legがごっちゃになっていると思われる場所があって、読んでいて最初混乱しました。ちゃんとできたからこれであってるんだ…と思う。
パターンの指示では、いわゆるハードボードジョイントを使うことになっています。
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が、手元になかった…というかわたしはハードボードを使ったことがないので、20mmのプラスチックジョイントにしました。
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なので、軸を通すためにちょっと頭に穴を開けたりとか、アレンジしてます。
こんな感じで穴を作っといて。 pic.twitter.com/ErMMt39Wvv
— piggiesagogo (@piggiesagogo) September 23, 2018
ブタさん本体は3時間半ほどで完成。お休みの日に手軽に作れて楽しいパターンだと思います。
アクセサリーとして棒針編みのマフラーを作ることになっていますが、これは別の素材のものに変えても良さそう。かぎ針でマフラー編んであげてもいいですし、ファブリックとかリボンとかでも可愛いですよね。
かぎ針で輪の作り目を反対に引っ張って解けにくくするのはマジックリングですが、輪針一本で筒状に編むのはマジックループです。ややこしい。というわけでスカーフ編んでるんですがメリヤス編み飽きる… pic.twitter.com/anTEdeyJcI
— piggiesagogo (@piggiesagogo) September 24, 2018
わたしは中細糸を輪針3号で編みました。
オリジナリティ ★★★☆☆
非常にシンプルなパターンなのでオリジナリティと言われるとそこまで…かもしれません。が、存在感はしっかりありますね。
ユニバーサルさ ★★☆☆☆
英文パターンのみなのでややとっつきにくいかと思われます。あと、工程の写真が少なめなので、説明文を読んで不安な部分を視覚的に補えない…という意味で星ふたつ。
パターンの完成度 ★★★☆☆
最近インディーでありながら、紙面デザインはプロのグラフィックデザイナーさん顔負けのしっかりとしたパターンばかり編んでいたのですが、little owletさんパターンはGoogleドキュメントにそのまま文字と画像を流し込みました、という雰囲気のシンプルなPDFです。それが読みやすい面もあり、今どこにいるのかちょっと迷ってスクロールしまくったりする面もあり。
総合おすすめ度 ★★★☆☆
技術レベルとしては中級者、英文パターンのみなのでちょっととっつきにくい、けど可愛いということで、いろんな要素がせめぎあって悩ましいのですが星みっつです。
腹巻きみたいなカウルできました。ほんとは35段なんだけど、早々に飽きたので20段ちょっとでごめん…
🐷「あったかー。いいでしょ」
🦊「いいなー。」みたいな。 pic.twitter.com/ZD4Ew2M0OU
— piggiesagogo (@piggiesagogo) September 24, 2018
とはいえとっても可愛いので(ブタ贔屓)、よろしければチェックしてみてくださいね。
個人的には、
アクリルやコットンなどの硬質な印象でかっちり仕上がる光沢ある糸×かぎ針編みの本体
VS
ふわっとしたウール×棒針のアクセサリー
という組み合わせがなかなか面白いんだなと気づかされました。
両方おなじ編み物でありながら仕上がりの雰囲気が違うので、かぎ針の本体×かぎ針のアクセサリーとか、棒針の本体×棒針のアクセサリーとかで作る作品とはまた違いますね。この感じ、ちょっと自分の作品づくりにも生かしたいです。
ちなみにお尻側。しっぽくるん。このブタちゃん、女の子ということになっていました。パターンではヘッドドレスをつけることになっていたのですが、わざわざ性別をつけなくてもいいかなーと思ってうちのブタちゃんはマフラーだけです。
というわけで、初ロシアの作家さんのパターンを編みました。楽しかったです!
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コメント
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