『新世代 至高のおりがみ』(西東社)

立体系のあみぐるみを作っている方は、みなさん編み物界以外に参考にしているクラフトや技工がなにかあるんじゃないかと勝手に思っています。

わたしの場合は折り紙。本格的にかぎ針編みでオリジナルを作りはじめる前、一時期いわゆるコンプレックス系折り紙にハマっていたこともあって、いつも非常に刺激を受けているジャンルです。

先日発売された『新世代 至高のおりがみ』。フォローしている作家さんの作品が掲載されているということで発売前から気になっていたのですが、書店で見つけてうっかり買ってしまいました。

折り紙遊びといっても方法はいくつもありますが、コンプレックス系折り紙の特徴は「不切正方形1枚折り」。日本で育つと乳幼児の頃から親しみのある真四角の折り紙、あれを一回も切らずに折り上げる手法をとります。限られた面積をどう割り振って、パーツを折り出していくのかが腕の見せ所(のようです。わたしは折り紙創作に成功したことがないので界隈を眺めていての感想…)。

ドMともいえそうなストイックさのあるクラフトですが、わたしが普段作っているシームレスなあみぐるみに関しては参考になる点が多々あるなあと思っています。

びっくりするくらい細かいパーツを折り出していくので、使用する折り紙は大きいサイズであることが大前提です。が、手元に普通サイズの15cm折り紙しかなかったので、とりあえず25cmで折れるという「ドードー」を折ってみました。足の爪もそれぞれ折り出してるんですよ。すごい。

ちゃんと紙を用意して、

このゴリラとかサイとか(切りはりする方のペーパークラフト感もあってかっこいい!)、

このハリネズミとか(カクカクしてるのに可愛い!)、折ってみたいです。

ちなみに「日本折紙学会」というのがありまして、そこの機関誌は学会員でなくても購入できるのでおすすめです。わたしも1年間だけ定期購読してた時期がありました。

おっきい折り紙とか、特定の作品のキットとかは「おりがみはうす」で購入できるそう。わたしもまだ行ったことがないのですが、今度近くに行くので寄ってみようと思います。

というわけで、幾何学っぽくあみぐるみを捉えている人には参考になるかも?しれない?な折り紙本のご紹介でした。たのしい!

この冬のセーターまとめ

棒針編みはただ人様のパターンを楽しく編むだけです。今年は数年ぶりにセーターが完成しました。ちょうど1年くらい前から始めて、数ヶ月置いて再開ということをくりかえしつつ何とかかんとか。

へなちょこ棒針チャレンジ:”「深い夏の森」を夢見るタートルのモヘアセーター”
(このときはボブルが棒針で編めなくて苦労していたのですが、なんか途中でいきなり編めるようになって笑っちゃいました。)

数年ぶりにセーターを編むのにモヘアタムを選んだのは正直やってしまったと思いました…。

裾リブの段数を完全に勘違いしたまま始めてしまったので完全にパターン通りにはなっていませんが、モヘアタムでビッグサイズにだぶっと着る感じはパターンと一緒。
糸は両国にある丸安さんのセールで買ったものを使いました。

両国・丸安毛糸のセールに行ってきました&東京の繊維街など

パターンは『パリジェンヌの編みもの』より。指定糸はDARUMAのウールモヘヤです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

パリジェンヌの編みもの [ ガスニエ実希子 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2019/2/24時点)

今回の出来上がりのようにLLサイズ感覚でだぶっと着るのも最近っぽくて可愛いなと思うのですが、個人的な好みだともう少しタイトなサイズ感で着てみたくもあり。針の号数を下げてもう1枚編みたい気がすごくすごくしています。そのときはボブルなしでもいいかな…。

あと、こちらは自分で編んだものではなく、編んでもらったもの。以前にご紹介したサイチカさんの『白い糸で編むセーターの本』よりセーターを編んでもらいました。
『白い糸で編むセーターの本』 by サイチカ(文化出版局)

指定糸指定色で編んでもらったので、本当に見本通り。変形アランで逆三角形に見えますが、実はわりとすとんとした形をしているので着やすいです。ちょっと肩幅がある人のほうがいいかも…というのは編んだ本人談でした。

そして、鉄は熱いうちに打て!ということで春夏もののプルを編みはじめました。これ一度チャレンジして間違えまくってやり直しになったまま放置してたんですが、今度こそ…。『毛糸だま』173号に掲載の志田ひとみさん作品です。楽しんで編もう。

『Crocheted Birds』 by Vanessa Mooncie (GMC Books)

https://www.amazon.co.jp/dp/1784944580/

昨年11月に出版されたヴァネッサ・ムーンシーさんの新刊です。出版前から日本のアマゾンでも予約できていたのですが、お届け予定は1月末。というわけで先日ようやく届きました。書名の通り、鳥類だけを集めています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Animal Heads: Trophy Heads to Crochet ANIMAL HEADS [ Vanessa Mooncie ]
価格:2099円(税込、送料無料) (2019/2/8時点)

表紙のような小鳥たちや、日本語訳もされているアニマルヘッズ本にいた白鳥をはじめ、

大作感のあるフクロウや

白頭鷲などなど編みごたえのある種類もいます。

英語の本ですが、英文パターンに加えて編み図が掲載されています。編み図を見ながら、英文パターンで補って…というようなやり方で英文パターンに挑戦するのに良さそう。

Mooncieさんお得意の「かぎ針編みで引き返し編み(short rows)」が今回ももりもり使われていて、一般的なあみぐるみとは一味違った造形が楽しめると思います。まだアマゾン以外のオンライン書店での取り扱いが少なそうですが、チェックしてみてください。


https://piggiesagogo.com/portfolio/owl/

(piggiesagogoのフクロウもよろしければ併せてどうぞ!(ダイマ))

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『毛糸だま』vol. 181(日本ヴォーグ社)

しばらくぶりに『毛糸だま』を買いました。今回はクロシェターにとっては買いではないかと思います!

特集は「ワンダークロッシェ」。同タイトルの書籍でも紹介されている、海外で流行っている系ちょっと面白編み地を集めています。

ずいぶん前に買うだけ買ってレビューしてませんでした、これ。ちょっとわかりにくい「クロコダイルステッチ」なども編み図化されているので、とりあえずチャレンジしてみたい方におすすめです!

(一緒に写っている『あみぐるみの技法書』レビューはこちら

ステッチだけでなく作品案も紹介されているのがいいです。このリバーシブルスカートのステッチは『ワンダークロッシェ』書籍には掲載されていなかったと思います。

こちらのステッチは裏表紙になっていました。ウェアってスワッチ編んでゲージとって計算して…が地味にめんどくさいので、こうやってパターンになっていると挑戦しやすいですね。そうじゃないと面白いステッチを見つけても結局ブランケットとかクッションカバーとかになりがち。

「ワンダークロッシェ」特集のほかにも、表紙作品含めそこそこかぎ針編みの作品が掲載されてて良かったです。あと、サイチカさんの作品が掲載されていたので個人的にはわっしょいでした。

『白い糸で編むセーターの本』 by サイチカ(文化出版局)
『編むのがたのしい、ニット』by サイチカ(文化出版局)

かぎ針編みではありませんが、

志田ひとみさんの作品はやっぱり美しいですねー。これ、彩度が高い糸で編んだらまた印象が変わって面白いのではないかと思います。

全体的に春らしい明るい色合いの作品も多くて、寒い冬真っ只中なだけにありがたかったです。よろしければぜひ。

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『白い糸で編むセーターの本』 by サイチカ(文化出版局)

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白い糸で編むセーターの本 [ サイチカ ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/10/31時点)

楽天で購入

久しぶりのサイチカさん新刊ということで、本屋さんでチェックしようと思いながら寒くなってきた今日この頃。
母から「今年何編むかはよ決めなさい」との連絡が入ったので、えいや!と『白い糸で編むセーターの本』、手芸屋さんで買ってきました。


(ちなみに昨冬は同じくサイチカさんの『編むのがたのしい、ニット』から「こぶたくんのセーター」を編んでもらったのでした)

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編むのがたのしい、ニット [ サイチカ ]
価格:1404円(税込、送料無料) (2018/10/31時点)

楽天で購入

『白い糸で編むセーターの本』は、書名の通り白い糸で編む作品だけを集めています。サイチカさんらしい、ケーブルやゴム編みの模様が多用された作品がたのしいです。小物類では靴下なども。

わたしは、表紙にもなっているハイネックの丸ヨークプルと、

ちょっと変形なアラン模様がかわいいボートネック、

どちらにしようか迷って後者にしました。

というわけで年明けくらいに仕上がって送られてくるのを楽しみにしております。わたしも棒針進めなきゃな…

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『HIPOTAの刺繍で作る立体ブローチ』(文化出版局)

まるで編み物みたいに見える刺繍本を買いました。

以前からPinterestなどで頻繁に見かけていたHIPOTAさんのブローチ。

そんなに高画質ではなかったりリンク先が失われていたりしたことも多く、作家さんのお名前もわからず。ずっとかぎ針編みなんだと思い込んでいました。

が、先日たまたま流れてきたピンからご本人のTumblrを発見。
https://hipotastitch.tumblr.com/

Twitter内で検索かけても見つからなかったのですが、Twitterアカウントもお持ちだったんですね。ググった方が早かった。
https://twitter.com/hipotastitch

ご本も出されていました。完全にout of radarでした。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

HIPOTAの刺繍で作る立体ブローチ
価格:1512円(税込、送料別) (2018/10/19時点)

楽天で購入

この時点でようやく「刺繍だったの?!」となるという…
というわけで上記アフィリエイトの最新刊を購入。

HIPOTA(ひぽた、と書いてヒロタと読むそうです)さんの技法は、ディタッチトボタンホールステッチなんだそう。

わたしはディタッチトボタンホールステッチというと、

こういう感じの網目っぽいステッチだという印象が強かったんですが、もっとみっしりにもできるものなんですね。

画像は『大塚あや子のスタンプワーク』より。

スタンプワークと呼ばれる、いわゆる立体刺繍のノウハウがぎっちり詰まっている書籍です。立体刺繍一冊目としておすすめです!

というわけで拝読したHIPOTAさんのご本。実質的に編み物と変わらないなと思いました。見た目も手順も細編み往復編みにとてもよく似ています。

技法がわかった今でも細編みに見えてしまいます…

最近往復編みで立体を作るやり方をちょっと試行錯誤していたりして、編み物にもとても参考になる技法だなと感じました。1目をかなり細かくしてもなんとかなるのは刺繍ならではでちょっと羨ましくもあり。

というわけで、編み物には直接関係ないながら、大変勉強になるご本でした。ヴィジュアルもとても工夫されていて、素敵なスタイリングがたくさん。小型本ではありますが、目の保養としてもぜひ!

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ロンドンの編み物雑誌「pom pom magazine」

ツイートした通り、表紙作品が素敵すぎてデジタル版を買ってしまった「pom pom magazine」。

イギリスの雑誌です。比較的若いチームで編集されているようで、誌面や掲載作品の感性がフレッシュ。ちょっとサードウェーブっぽい雰囲気も感じます。

季刊誌で、今号は「月」がテーマ。表紙作品はとくに象徴的ですが、そのほかにも三日月など月の満ち欠け・月光・月夜の水面などをモチーフにした作品が掲載されています。

ちなみにこの作品、ソックヤーンで編むんだそう…気が遠くなる目数&段数です…でもいいなあ。

素敵な糸を作っているアメリカのShibui Knitsがインスタで自社の糸を使った掲載作品を紹介していて、この投稿で知りました。この作品は後ろ襟ぐりが細い月になっているんですね。

https://www.pompommag.com/product/issue-26-autumn-2018-print-digital-copy/
掲載作品はこちらから確認できます。価格は1号12.5ポンド。

もしくはRavelryから。ウェブサイトが死ぬほど重いので(どうにかならないのかなこれ…)、らべりのほうが見やすいかもしれません。
https://www.ravelry.com/patterns/sources/pom-pom-quarterly-issue-26-autumn-2018

一応knitとcrochetの雑誌なのですが、今号はかぎ針編みの作品がないと思います。棒針比重高め。

季刊誌なので、4号まとめての定期購読コースもあります。こちらは37.5ポンドとお得なのですが…

調べてみたらわたしの住まいまでだと送料が21.4ポンドかかります。つらい。イギリス遠い。
デジタル版の定期購読だと送料はもちろんかかりませんが、そのかわりプリント版と価格が変わらないんですよね。それもそれでつまんない。

というわけなので、当面は毎号の作品の顔ぶれを見つつ、定期購読しようかなーどうしようかなーと考える感じになりそうです。

ちなみに英語圏の雑誌なので、編み図ではなくwritten patternが掲載されています。ウェブサイトにフリーパターンがあったので、written patternってどんなもんかな?というのを事前にチェックできます。
https://www.pompommag.com/category/free-patterns/

編みたい欲と着たい欲両方を満たしてくれる作品っていいですねー。よろしければチェックされてみてください。

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Party Pup by Irene Strange(海外パターンレビュー)

PCのOSアップデートの間なにも作業ができなかったので、リリースされたばかりのフレブルちゃんを編みはじめました。ところ、うっかり週末で編み切ってしまいました。かわいくて。

パターンはRavelryから無料ダウンロードできます。
https://www.ravelry.com/patterns/library/party-pup

トルコの編み物グッズ通販サイト「Hobium」とのコラボで作られた今回のパターン。デザイナーさんは、以前に編んだ「Ollie the Sloth」のIrene Strangeさんです。


https://piggiesagogo.com/2018/09/01/olliethesloth/

トルコの糸って編んでみたいものがいくつかあって。とくにYarn ArtというメーカーのJeansはヨーロッパのみなさんがあみぐるみによく使っていたり、

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Девочки, всех с пятницей! Когда работала до декрета – это был мой самый любимый день недели, как наверное у всех, работающих в пятидневку😄 Казалось всегда, что этот день какой-то необычный, быстрее проходит, наверно так хотелось побыстрее завершить рабочую неделю и убежать домой)) Сейчас же дни летят один за другим, даже иногда не успеваю следить за днями недели! . А на фото неизменно любимая ниточка вязальщиц игрушек – YarnArt Jeans . Состав: 55% хлопок, 45% акрил Метраж: 160 м / 50 гр . Цена – 80 р/моток . Актуальное наличие оттенков смотрите в нашем интернет-магазине Моточкофф -> motochkoff.ru (активная ссылка в шапке профиля) . 📦Доставка Почтой – от 180 ₽ . 🚚Доставка СДЭК/Боксберри – от 210 ₽ . 🚘Курьер по Щелковскому р-ну – от 150 ₽ . 🏠Пункты самовывоза: п. Аничково (Щелковский р-он) г. Королев г. Москва, метро Владыкино . 📋Заказ можно оформить, написав в Директ, или через корзину интернет-магазина Моточкофф -> motochkoff.ru (активная ссылка в шапке профиля) . . #хлопок #купитьпряжу #пряжавмоскве #jeans #летняяпряжа #полухлопок  #вяжутнетолькобабушки #москва #королев #вяжу #ручнаяработа #щелково #электросталь #краснодар #балашиха #пушкино #ивантеевка #yarnartjeans #homkin_plush_наличие

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https://www.hobiumyarns.com/urun/detay/yarnart-jeans-knitting-yarn-blue-15
(安くてびっくり)

今回のパターンで使われているLa Mia CottonyもDMCのNatura的な糸ということで気になります。

https://www.hobiumyarns.com/urun/detay/la-mia-cottony-baby-yarn-blue-p28

Natura大好きなんだけど日本では取り扱いが少なすぎて。そしてこの糸も安い…トルコ人件費が安いんですね…

ただ、日本への送料は結構高い。300ドル買って送料無料になるみたいで、ひと玉2ドルの糸は150玉買うの…ええ…ってなりますね。お金以前に買った後の収納がムリ。でもいつか使ってみたいなー。

使用糸:(たぶん)スキー中細

おうちの物置の中に眠っていたのを大量にいただいた系毛糸からピックアップして編みました。機械編みで普段着を作っていた世代の方のストック糸で、スキーのタグがついていたかせがいくつかあったのでおそらく多分全部スキーの糸だと思います(ただし元廣になる前の)。かぎ針3号で編んでいます。

難易度 ★★★★☆
オリジナリティ ★★★★☆
ユニバーサルさ ★★☆☆☆
パターンの完成度 ★★★★☆
総合おすすめ度 ★★★★☆

というわけで各項目見ていきましょう!

難易度 ★★★★☆


やや上級者向けです。

とくにちょっとコツが要りそうなのがマズル。短頭種らしいへにょっとした感じがとっても上手に表現されていると思いますが、きっちり編んで上手に縫いつける必要があります。


おててはpiggiesagogoでもPALMyシリーズで採用している、「ガッと増し目してガッと減らし目する」という方法で指の凸凹感を出しています。

オリジナリティ ★★★★☆

マズルや後ろ足の感じなど、デフォルメとリアルのバランスが良く取れているし、オリジナリティは高いと思います。


とにかくお顔が良くできているという印象。耳も縫う範囲が広くて手間ではありますが、フレブルの大きい耳の雰囲気が良く出ていると思います。

ユニバーサルさ ★★☆☆☆

安定の英文パターンのみ。写真は豊富に入っているのでわかりやすいとは思いますが、基本的にパーツ付けは作る人のセンスに任されている感じで細かい指示が少ないです。見本通りに作りたいときはちょっと不安を覚えながらの作業になるかも。


後ろ姿はこんな感じ。わたしの作ったものは耳の位置がやや中央に寄っているかもしれません。

ちなみにわたしは(付けませんでしたが)ベロをちょろりさせることもできます!


このフレブルちゃん(名前はDylan)は今日誕生日。パーティの準備はできているんだけど、さてポンポンのついた帽子をかぶるか、それとも水玉模様のやつがいいか悩んでいる…というバックストーリーです。うちの子はポンポンにしました。sariyarnsさんの段染め糸でポンポンを作ったら、程よくカラフルで派手すぎないいい感じに(本体が赤系で賑やかなので…)。

パターンの完成度 ★★★★☆

(今回は…笑)タイポも少なく、良く練られて完成されたパターンだと思います。前足も縫い付けやすいような工夫がされていたりと面白かったです。目の増減が激しいパターンながら、ほぼ全て細編みでできているのもなかなかすごいと思いました。わたしだったら耳の部分とかに長編み使っちゃうな…。

総合おすすめ度 ★★★★☆

無料パターンということもあり、おすすめ度高め。フレブルは人気犬種でもあるので編み図需要も結構あると思います。英文パターンなのがちょっとハードルですが、ぜひ挑戦してみてください。

編んでみたいけど英文パターンぜんぜんわかんないよ!という方には、Cafetalkで(わたしが…)開講している英文パターン講座もご紹介しておきますね。
【中級者〜 コース】英文パターンを編んでみよう
https://cafetalk.com/lessons/detail/?id=157498&lang=ja

最後に自分の宣伝。笑 よろしければぜひ。Skypeでおこなうオンラインレッスンです!

というわけで可愛くてお気に入りのフレブルちゃんでした!

ばあ。カメラに近づけてみると実にいぬっぽいです。

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西日の中にっこにこのフレブルと、帽子が羨ましいので恨めしげなねこズ。こちらのSpiral Catの作り方はブログで公開していますのでこちらもぜひ、よろしければ!

『かぎ針編みでつくる、おしゃれな動物のインテリア』 by ヴァネッサ・ムーンシー (日本文芸社)

かぎ針編みの大作本、技術的にも上級者向け。もともとインスタでフォローしていた作家さんの本が邦訳に!

期待大で予約購入しました。のにレビューがだいぶ遅くなってしまいました。

表紙にも掲載されているシマウマを編んでいます。

著者のヴァネッサ・ムーンシーさんは、かぎ針編みだけでなくさまざまなクラフト本を執筆されています。

こちらの鳥本は近刊。イギリスで11月発行の予定です。日本のアマゾンだと2ヶ月遅れになるみたいですが、予約開始していたので原書で予約しました

…そう、原書で。というのも、このアニマルトロフィー本、ほんとに翻訳が良くなくて。デザインが最高にいいだけに勿体ないです。

Short rowsは「短い列」ではない
説明文に「短い列を編み」と書いてあって、一目で「誤訳だな?!」となったのが購入後のハイライト。

Ravelryのパターン情報を見に行ったところ、タグに「short-rows」があってなるほどー、となりました。
https://www.ravelry.com/patterns/library/zebra-30

「Round」と「Row」。日本語だとどちらも「段」になりますが、英語では2種類の呼び方があります。ぐるぐる丸く編む方がround。立ち上がりをつけたりして往復編みをする方がrowです。そしてShort rowsは、靴下編みでおなじみ「引き返し編み」の一種のこと。かかと部分の角を作るのに使ったりします。

かぎ針編みで引き返し編みという表現は一般的ではないですね。だからここに着目して、「かぎ針編みで引き返し編み、やってみませんかー」なんていう宣伝ができたらキャッチーで良かったのになと思ってしまいます。

そのほかにもちょっと意味の通らない…というか、これ原文ではなんて言っていたんだろう?となってしまう文がちらほらと。

なんでこんなことになってしまったんだ?と訳者の柴田里芽さんの名寄せをアマゾンで見てみたのですが、もともと手芸関係専門の方ではなさそうです。専門外ならある程度はそういうこともあるよねと思うのですが、今回は高際有希さんという監修者もいらっしゃる。編み物作家さんのようです。ダブルチェックを経てこの誤訳が通ってしまったのは、正直悲しいなあという印象です。

アマゾンUKでチラ見してみたところ、原書でも編み図が掲載されている模様。Ravelryにも「chart」タグがついています。

スクリーンショット:https://www.amazon.co.uk/Animal-Heads-Trophy-Crochet/dp/178494064X/より

多少英語に我慢しなくてはならない部分もあるかと思いますが、原書を買って編めないこともないパターンだと思います。翻訳というプロセスが間に噛んでいるせいで余計にわかりづらくなってしまっている感がありますので、これは原書が買いではないかなあ…

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Animal Heads: Trophy Heads to Crochet ANIMAL HEADS [ Vanessa Mooncie ]
価格:2099円(税込、送料無料) (2018/9/26時点)

楽天で購入

翻訳本を買うよりやや高額になってしまいますが。

近年ではなかなか出版の機会が少なくなった気がする上級者向けのかぎ針編み本。期待値高かった分ややしょんぼり…でしたが、デザインは間違いなく最高です。ぜひ、(原書、で?)みなさまもチェックなさってみてください。

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PIGGY crochet pattern by little owlet (海外パターンレビュー)

内股でちょっと内気そうな動物たちをニュアンスのある糸で編むロシアの作家さん「little owlet」さんが、新しくブタのパターンをリリースしたので編んでみました。

作家さんご本人の編んだ見本はこちら。

ロシアの編みものカルチャーってヨーロッパ各国ともちょっと違い、アジアともまた違い、もちろん大陸の違うアメリカとも違う独特な雰囲気があります。この作家さんも「ロシアっぽいな」と感じられるテイストがありますよねー。

パターンはゲスト購入ができるEtsyで買うのがらくちんだと思います。
https://www.etsy.com/listing/631159542/piggy-crochet-pattern

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[ e n g 🔜 ] Вдруг случайно родился осенний совенок🍂 Дом нашел ❤ . А пока расскажу про пряжу. Ведь вязала я его в рамках нашего #littleowlet_исследование . Пряжа Троицкая «Шотландский Твид» Цвет – 2290 (коричневый меланж) Вес мотка: 100 г Длина нити: 360 м Состав: 100% шерсть Производитель: Троицкая камвольная фабрика (Россия) . • Малыш получился около 9 см (крючком 1.50). • Расход – менее 15 г. Одного моточка вам хватит на целую компанию совят)) • Пряжа немного ворсистая, как и любая шерсть. Готового совенка я еще слегка начесала, чтобы появился уютный пушок) • Цвет неравномерный, поскольку это меланж. Чередуются темные и светлые участки. . Отличный доступный вариант для совяток. Подходящая цветовая гамма и состав, также есть другие маланжевые оттенки, помимо коричневого. . Надеюсь, что мой опыт вам пригодится)🙌🏻 И буду рада, если вы напишите свои варианты доступной пряжи, из которой хотелось бы увидеть зверят) . И по новой традиции объявляю начало совиной недели😊 . 🌿скидка 50% на описания совят до 24 августа включительно. 🌿и в течение этой недели снова жду ваших совят на нашу выставку в сториз)) Можно присылась фото стареньких и новеньких совят, покажу всех-всех🙌🏻 . Описание для совят и других зверят можно приобрести на сайте, ссылка в профиле. . . Start the owl week)😊 . 🌿50%off for the owl patterns until 24 August 🌿send me a link to your owls, and I'll glad share them in my stories. . You can buy this pattern in my etsy shop (🔎littleowletshop), active link in highlights. . . #_little_owlet_pattern #_little_owlet_ #crochetaddict #crochetlife #amigurumi #crochetdesign #amigurumitoys #crochettoys #amigurumidesign #amigurumilover #creativecrochet

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おそらく作家名の由来となっていると思われるこのフクロウちゃんや、


これからの季節に作りたくなりそうな鹿さんなどなど、ベースが共通な動物たちがたくさんいます。

使用糸:スキー毛糸 カジュアルコットン

(恐縮ながら画像はアフィリエイトです)

コットン:アクリルが50:50の糸を以前色々試していて、「どうせブタを編むだろうしいっぱい買っても大丈夫だよね!」と袋買いした糸。予想通りブタを編んでますね…。

元のパターンでは中細以下の糸を使い、レース針4号で編むという指定です。結構キツキツ、カチカチに編むイメージですね。糸の太さとしてはハマナカティノやダルマirorioなどがいいかと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ハマナカ毛糸 ハマナカ ティノ
価格:224円(税込、送料別) (2018/9/26時点)

楽天で購入

難易度 ★★★☆☆
オリジナリティ ★★★☆☆
ユニバーサルさ ★★☆☆☆
パターンの完成度 ★★★☆☆
総合おすすめ度 ★★★☆☆

各項目見ていきましょう。

難易度 ★★★☆☆

パターンはロシア語と英文のふたつです。編み図はありません。

編み方としてはあまり難しくありません。ボトムアップのあみぐるみなので、足のつま先から編みはじめます。

ボトムアップのあみぐるみってほとんど自分では作らないので、パーツつなぎのTipsなどは新鮮でした。ただ、インストラクションで一部1st legと2nd legがごっちゃになっていると思われる場所があって、読んでいて最初混乱しました。ちゃんとできたからこれであってるんだ…と思う。

パターンの指示では、いわゆるハードボードジョイントを使うことになっています。

が、手元になかった…というかわたしはハードボードを使ったことがないので、20mmのプラスチックジョイントにしました。

なので、軸を通すためにちょっと頭に穴を開けたりとか、アレンジしてます。

ブタさん本体は3時間半ほどで完成。お休みの日に手軽に作れて楽しいパターンだと思います。

アクセサリーとして棒針編みのマフラーを作ることになっていますが、これは別の素材のものに変えても良さそう。かぎ針でマフラー編んであげてもいいですし、ファブリックとかリボンとかでも可愛いですよね。

わたしは中細糸を輪針3号で編みました。

オリジナリティ ★★★☆☆

非常にシンプルなパターンなのでオリジナリティと言われるとそこまで…かもしれません。が、存在感はしっかりありますね。

ユニバーサルさ ★★☆☆☆

英文パターンのみなのでややとっつきにくいかと思われます。あと、工程の写真が少なめなので、説明文を読んで不安な部分を視覚的に補えない…という意味で星ふたつ。

パターンの完成度 ★★★☆☆

最近インディーでありながら、紙面デザインはプロのグラフィックデザイナーさん顔負けのしっかりとしたパターンばかり編んでいたのですが、little owletさんパターンはGoogleドキュメントにそのまま文字と画像を流し込みました、という雰囲気のシンプルなPDFです。それが読みやすい面もあり、今どこにいるのかちょっと迷ってスクロールしまくったりする面もあり。

総合おすすめ度 ★★★☆☆

技術レベルとしては中級者、英文パターンのみなのでちょっととっつきにくい、けど可愛いということで、いろんな要素がせめぎあって悩ましいのですが星みっつです。

とはいえとっても可愛いので(ブタ贔屓)、よろしければチェックしてみてくださいね。

個人的には、

アクリルやコットンなどの硬質な印象でかっちり仕上がる光沢ある糸×かぎ針編みの本体
VS
ふわっとしたウール×棒針のアクセサリー

という組み合わせがなかなか面白いんだなと気づかされました。

両方おなじ編み物でありながら仕上がりの雰囲気が違うので、かぎ針の本体×かぎ針のアクセサリーとか、棒針の本体×棒針のアクセサリーとかで作る作品とはまた違いますね。この感じ、ちょっと自分の作品づくりにも生かしたいです。

ちなみにお尻側。しっぽくるん。このブタちゃん、女の子ということになっていました。パターンではヘッドドレスをつけることになっていたのですが、わざわざ性別をつけなくてもいいかなーと思ってうちのブタちゃんはマフラーだけです。

というわけで、初ロシアの作家さんのパターンを編みました。楽しかったです!

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“Ollie the Sloth” by Irene Strange (海外パターンレビュー)

久しぶりのパターンレビューになりました。
今回編んでみたのは、イギリスのデザイナーIrene Strangeさんの”Ollie the Sloth” 、ナマケモノのオリーです。

もともとこれより少し前にリリースされていたコアラの造形が面白いな!と思ってフォローしはじめた作家さん。

ご覧になるとわかると思うのですが、Ollieとこのコアラはベースの形がよく似ているんですよね。あとから登場したOllieのほうが好みだったので、こちらを編んでみました。

とにかく新作の発表ペースの速い方で、このカエルとか

このカモノハシとかもめちゃかわです。

使用糸:
DMC Natura

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DMC Naturaナチュラ 色C 手編み用コットン糸 サマーヤーン 【KY】
価格:570円(税込、送料別) (2018/8/31時点)

ハマナカ ティノ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ハマナカ ティノ
価格:223円(税込、送料別) (2018/8/31時点)

パターンでは並太で編むという指示でしたが、たまたま色を間違えて買っちゃって余っていたナチュラがあったのでそれを使いました。
元のパターンでは、ティノで編んだ爪の部分にナチュラを使うようなサイズ感です。

難易度 ★★★★☆
オリジナリティ ★★★★☆
ユニバーサルさ ★★★☆☆
パターンの完成度 ★★☆☆☆
総合おすすめ度 ★★★☆☆

これまでとはちょっと趣向を変えて、総合おすすめ度ほか4つの尺度で見ていきたいと思います!

難易度 ★★★★☆

まあまあ難しいです。

初っ端がこんな感じで、この辺りは難易度というよりも忍耐力が求められる感じ。

それでこんな感じに成長していきます。

考え方としてはシンプルなんですが、目の数え間違いがあるとめんどくさいとか、縫い合わせの少ないあみぐるみをあまり編んだことがないと戸惑うのではとか。

爪を編んで縫い付けるのもちょっと手間がかかります。

あと、

これはパターンの完成度とも関係あるんですが、縫い合わせるパーツ同士の目数が同じじゃないんですよ。そのせいで、仮止めしながらどの辺りで余分な目をバラけさせて縫い合わせるか、自分で考える必要があります。個人的にこういう部分はピシー!っと目数を合わせたい性分なので、ちょっとストレスフルでした。そのあたりもやや難易度向上に貢献している気がします。


腕のところにループを作ることで指にぶら下がってもらったりできるようになります。

オリジナリティ ★★★★☆

背中から編み始めるというのはちょっと珍しいですよね。爪の造形とかも含めて、一味違うな!と感じさせてくれるパターンだと思います。


ちなみに背中から見た感じが、なんとも言えない雰囲気で好きです。なんか妖怪にいそうなシルエット…

ユニバーサルさ ★★★☆☆

英語のwritten patternのみなので、日本語圏からするとちょっと不便。というわけで星3つですが、きちんと写真付き説明も掲載されていて、英文パターンが読めさえすれば苦労はないです。

パターンの完成度 ★★☆☆☆

というわけで、ちょっとタイポ(誤表記)の多いパターンではありました。間違っているのは1段の目数などです。誤表記があっても編んでいく分には問題ないのですが、気づいてしまうと一瞬戸惑いますね。

あとは先ほども書いた縫い合わせるパーツ同士の目数があってないやつ。おそらくデザイナーさん自身はまったく気にしていないのだと思うので、その辺は考え方の違いってことなのかなあと思います。そのせいでちょっと難易度が上がってしまっている感はありますが。


ぶらーん。ご機嫌顔がかわいいです。とにかく目数が多いので大作感はありますが、得られる満足度も高いです。
編みはじめの一段140目までの部分は、なにか時間潰さなきゃいけないときに黙々とやるのがおすすめです(わたしは病院の待ち時間に編みました)!

総合おすすめ度 ★★★☆☆

というわけで総合おすすめ度は星3つですが、なかなか編みごたえのあって楽しいパターンでした。お部屋にまったりなナマケモノのほしい方、チャレンジしてみてくださいね。

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『あみぐるみの技法書』 by 日本あみぐるみ協会(誠文堂新光社)

というわけで、今回は手前の『あみぐるみの技法書』をご紹介したいと思います。

最近あみぐるみの認定講座を始めるなど、活発に動かれている日本あみぐるみ協会編です。表紙のクマさんの作り方は、この本ではなく下記のキットで手に入ります。

「しろくまのウォルター」
http://shop.amigurumi.jp/?pid=21120724

繰り返しますが本書には作り方が載っていないのでご注意を。

脱線しますが、この「しろくまのウォルター」、かわいいなあと思っていていつかパターンレビューするために買ってみようかなと、密かに自分のリストに入れているレシピなんです。かわいいですよねえ(2回目)

さて、本書の内容ですが、これはいわゆる作品の作り方がたくさん載っている類の本ではありません。あみぐるみ作品の作り方は全部で3つ。そのほか、あみぐるみ協会員のみなさんの作品がグラビアで載っています。が、レシピはついていません。

ではどういう本なのかというと、

こういうかぎ針編みの基礎から始まり、

「作りたい形を作るためにはどうすればいいのか」というTipsがたくさん載っている書籍です。

編み方以外にも、

とじ方も。目の拾いかたやかがりかたなどで、編み目以上に作品の表情も変えることがあります。その辺りを詳しく解説しています。

いちばんいい例えは、辞書だと思います。ほかに作りたい作品のレシピがあったり、オリジナルを作っていたりする人が、「この部分をブラッシュアップしたいんだけど、どうするといいかなあ?」と思ったときに参照する、というのがいちばんいい使い方だと思います。

何よりも、「体の特定のパーツの作り方」とか、「色の変えかた」とか、「きれいなとじかた」とかって、各作り手の秘伝のタレみたいなところがあるじゃないですか。それぞれに美しく作るためのコツはあるんだけど、そこはなかなか人に教えるものではないっていう。

そういう、技術のコアみたいなところを惜しげもなく伝授してくれるという意味ではかなり珍しいアプローチの本だと思います。色々なところを読んでいて、「なるほどこういうやり方でも同じことができるのか!」とフムフムしました。

という意味で、なによりもまず最初に買う、という教科書本ではありませんが、自分の技術を高めていきたい!と思ったタイミングで読むとすごくありがたい本になりそう。ご興味のある方はぜひご覧くださいね。

子どもの頃、誠文堂新光社の「子供の科学」を定期購読してたんです。ちょっとニッチよりというか、今の言い方で言うなら(褒め言葉としての)オタク的に突き詰める出版物を出しているという印象が強かったので、この本の出版者としてはぴったりだなあと思いました。

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『ジュエリークロッシェの新技法 かぎ針で編む ルトゥールクロッシェ』 by ジュエリークロッシェ・コスチュームジュエリーラボラトリー(河出書房新社)

先月末に発行されたばかりの『ジュエリークロッシェの新技法 かぎ針で編む ルトゥールクロッシェ』を買いました。

もともと、ビーズ編みにはちょっと手を出してみたいなと思っていました。マクラメのアクセサリーのようなことを、かぎ針でうまいことできないかなーなどとずっと考えています(試してみるのですが納得できる結果はなかなかでません)。

さて、「ルトゥールクロッシェ」というのは、書名にもある通り新技法とのこと。特許は取っていないようですが、「ルトゥールクロッシェ」という名称は、ジュエリークロッシェの認定講座をやっている株式会社オールアバウトライフワークスが昨年9月に商標として出願しています。商標の審査って半年〜1年かかるんですね…

というわけで、今後「ルトゥールクロッシェ」という名称を勝手に使うと商標権侵害で怒られる可能性が(審査通ったら)ありますが、技法としてはとてもシンプルなものだと感じました。シンプルだからこそ応用が効くという感じでしょうか。

基本は普通のビーズ編みと一緒です。糸に先にビーズを通しておいて、編んでいきます。この編み方が技法のポイントなので、気になる方はぜひ本書をお読みください。

これがいちばん基本のき、ここからビーズの形や大きさや数、目数などにアレンジを加えていくそうです。


コード感にマクラメっぽさがあるブレスレット(同書19ページ)や、


ゴージャスなネックレス(38ページ)など。ふたつめは参考作品で、作り方は掲載されていません。

繰り返しになりますが、とてもシンプルな技法を応用していくかたちで、バリエーションある作品が編める本です。アクセサリーは比較的小物なので、ビーズ編みのはじめの一歩としてチャレンジするのも良さそうです。出版されたばかりで書店にもあるかと思いますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

ちょっとびっくりしたんですが、ジュエリークロッシェもオールアバウトライフワークスが商標取ってるんですね。いままでふつーに一般名詞かと思っていました。「ビーズクロッシェ」はどこも商標取っていないみたいなので、認定持っていない作家が使うならこれがベターなのかな。

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“ShiBaCo” by MoRa made Pattern (海外パターンレビュー)

というわけで、またまた擬人化動物を編んでみました。

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. “どうぞよろしくお願いします” “nice to meet you~”❤ said by ShiBaCo. . She is created in this Kyoto trip~ Hope I can share the gracefulness with you by this pattern. 😊 . . About ShiBaCo / . Wearing an traditional kimono、clogs, hold a chic handbag.👘 Her head decoration is beautiful red camellia. She is ShiBaCo~ always spirited, unaffected forthrightness and extremely kawaii role. . [✎ ShiBaCo pattern is published in December 2016.] (You can find her pattern in my Etsy store & Ravelry store NOW~) . . ✤ Hope you enjoy the pattern as much as I do : ) ✤ 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 #moramadepattern #etsy #etsyfind #kimono #yarnlove #pattern #patterndesign #etsyshop #etsyshopowner #knitdesigner #crochetpattern #patternmaking #crochetdoll #shibainu #crochetdesigner #etsyseller #etsyhunter #amigurumi #crochetdoll #crochetlove #creativityfound #あみぐるみ作家#あみぐるみ#かぎ針編み#毛糸#かぎ針#編み図#코바늘 #손뜨개 #대바늘

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台湾のデザイナーさん、MoRa made Pattern(https://www.moramadepattern.com/)のMoRaさんによる、「ShiBaCo」です。

購入はWebサイトと、Etsy・Ravelryからできます。
https://www.moramadepattern.com/product-page/%E6%9F%B4%E5%AD%90%E7%B7%A8%E7%B9%94%E5%9C%96-shibaco-pattern-version-round

https://www.etsy.com/listing/485955544/
と思ったら、3/5現在Etsyでは売り切れていました。

https://www.ravelry.com/patterns/library/shibaco
Ravelryには在庫ありです。

まずはいつも通り総合評価から。

総合オススメ度
★★★★☆

(黒星が多いほどオススメ度が上がります)

難易度
★★★☆☆

(黒星が多いほど難易度が上がります)

個別ポイント

(ダメ←×△●◯◎→最高!)

・完成までの時間数:約6時間40分
・ユニバーサルさ:◎
・商用利用:◯(条件あり)

・完成までの時間数:約6時間40分
いつも通り、ツイッターでごにょごにょ呟いたりする時間も含めます。そんなに複雑なパターンではありませんが、パーツが多く、色も多いので、始末などに時間がかかる印象でした。

・ユニバーサルさ:◎
ここ!ここが今回最オススメポイントです。

MoRaさんのパターンは、英文パターンと編み図の併記方式です。つまり、英文パターンが読めない方も、編み図だけで作ることができます。色チャートや、段数ごとの目数の表示も、日本の編み物本とそっくりです。

やっぱり編み図っていいと思うんですよねー。違う言語のものでも、写真と編み図があればだいたいなんとかなりますもん。ユニバーサルさは本当にgoodです。

ちなみに、MoRaさんは本職がグラフィックデザインなんだそう。そのため、パターンもデザイン的に優れていて、見やすく、かつ可愛らしく仕上がっています。そのまま商業誌の特集として印刷に載せてもなんら問題ないクオリティ。素晴らしいです。

・商用利用:◯(条件あり)
完成作品は販売することが可能です。

販売時は、かならず
{ pattern design by/ http://www.moramadepattern.com }
という注意書きをつけてください、とのことです。

それでは工程を

わたしはMoRaさんをInstagramでフォローしているので、このShiBaCoを作っている間の投稿も拝見していました。
それによると、日本滞在中にこのパターンを作ったそう。というわけで、見本は日本の糸で作られているようです。

マンセル メリノ80 クイーン
マンセル メリノ150 レインボウ

本体はかぎ針5号と3号指定です。

わたしは手持ちの糸を使おう!というわけで、本体をハマナカコロポックルなどの中細、椿などの赤い細かいパーツは太めのレース糸で編みました。


(大変恐縮ですが画像はアフィリエイトです)

使用したかぎ針は3号と0号。

できあがりサイズは16.5cmほどで、並太で編むよりもやや小さいかな、というサイズ感のようです。

着物はボディと一体で編んでいきます。なのでおはしょりはなし。

一部立ち上がりの目をひと目に数える場所がありました。

パーツは細かく分かれています。それぞれに編んで、つけていきます。

単純に選んだ糸のバランスだと思うのですが、椿が存在感たっぷりだったので一輪にしました。

椿抜きでできあがったところ。ツイートしたように、振袖というよりはやや浴衣みたいな雰囲気。とくにわたしは裾が短いのがちょっと気になりました。アドリブで少し段を増やして編めば、この辺りはどうにかなりそう。

今って「振袖浴衣」ってものもあるんですよね。着る人が(今回は着る柴犬が)好きに着こなせばいいんだ!って考えれば、あんまり細かいことは気にしなくてもOKかも。

というわけで、完成です。
ふう。休憩。


あれ、お財布忘れちゃったかな…ガサゴソ。


巾着は腕にかけることもできます。


色合いなのか、頭が丸いからか、帯の雰囲気か、何かわかりませんが、後ろから見るとなんとなく「童」感が強い。ノスタルジックですねえ。

編み図と英文パターンの併記が特徴、見比べて編んでいけば英文パターンも読めるようになるかも?な、「ShiBaCo」でした。外国の方が着物をデフォルメするとどうなるのか…ということも含めて、とても興味深く編めました!

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. 🙋❤❤❤to you: . Happy Valentine's Day~ 해피 밸런타인대이 ハッピーバレンタインデー 情人節快樂 le jour de valentine heureux Alles Gute zum Valentinstag ¡Feliz Día de San Valentín! Feliz Dia de São Valentim Buon San Valentino . 🐶❤🐶 . . [✎ ShiBaCo pattern is published in December 2016.] [✎ ShiBaO pattern is published in Feb, 2017.] . ✤ Hope you enjoy the pattern as much as I do : ) ✤ 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 #moramadepattern #etsyseller #etsyfinds #patterns #patterndesign #patternmaking #crochet #crochetlove #crochetdolls #crochetpatterns #amigurumis #amigurumidoll #creativityfound #shibainu #handmade #shibainu #kimono #etsy #valentines #あみぐるみ #ハンドメイド #かぎ針編み #編み物 #毛糸#かぎ針 #てづくり#編み図 #코바늘 #손뜨개 #대바늘

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ちなみに、ボーイフレンドの「ShiBaO」くんのパターンもあります。
カップルで編めば、結婚式のウェルカムドールにもなりそうですね。

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“Timothy the T-Rex” by BluePhoneStudios (海外パターンレビュー)

先週始めた「Timothy the T-Rex」編み、サクサク進んで終わりました!

総合オススメ度
★★★★★

(黒星が多いほどオススメ度が上がります)

難易度
★★★☆☆

(黒星が多いほど難易度が上がります)

難しさも普通、見た目超カワイイ、これはオススメのパターンです!

Etsy: https://www.etsy.com/listing/126495488/
Ravelry: https://www.ravelry.com/patterns/library/timothy-the-t-rex

上記で購入できます。

個別ポイント(ダメ←×△●◯◎→最高!)

完成までの時間数:約5時間
・ユニバーサルさ:◯
・商用利用:×
※パターンに一部ミスがあります※

まずは個別ポイントをみていきましょう。

完成までの時間数:約5時間
こちらはツイッターでごにょごにょ呟いたり、そのために写真撮ったり、あと後述のミスの件でKelseyさんにメッセージを送ったりした時間も含みます。ので、だいたい感覚としては半日で作れる感じでしょうか。お手軽です!

・ユニバーサルさ:◯
「Timothy the T-Rex」は、全文英文パターン。編み図はありません。だけど、工程がとてもシンプルで、細編みでぐるぐる編んでいくだけ。ひねった編み方をする場所もないので、英文パターン入門編としてちょうオススメ。

さらに、指定糸以外でも編めます。パターンには並太糸で編んでね、と書いてありますが、わたしは中細で編みました。並太で編むと高さ18cmほどになるそうです。わたしが編んだのは14.5cmほどで手のひらサイズです。

いつかだれかにもらってなぜか家にあるシリーズの廃盤毛糸で編みました。

・商用利用:×
残念ながらこのパターンで作ったものは商用利用不可です。完成作品はEtsyで作者のKelseyさんが販売しているので、パターンを買った人は個人の利用の範囲内でお楽しみくださいね。

※パターンに一部ミスがあります※

尻尾の部分、最後の2段はこの写真の色(ボディのメインの色)で編んでください(細かいところはパターンを直接ご覧になってご確認ください)。この部分はKelseyさんにメッセージで確認済みです。

というわけで、工程写真をば

頭からクルクルと編んでいきます。

一番心配だったのが…

斜行によってバランスがめちゃくちゃになること。

一般的に、細編みは右利きの人がぐるぐる編んでいくと、「2段で右に1目ずれる」というと思います。このパターンは、だいたいそれに合わせて作ってありました!

黒糸で点々になっている部分が各段の1目めです。わたしの編み手だとこのくらいの角度で斜行していきます。もっと手のきつい方や、逆に斜行しないようにトレーニングした方は、多分編みながらボディが歪んでいってしまうと思います。

というわけでパーツを全部編んで、つなぎ合わせて、完成!

ひゅーカワイイ!ぷっくりお腹とずんぐりな脚がなんとも言えず、「きみ、走れるの…?」ってなります。
しましま模様や小さい手はT-Rexの特徴そのもので、それを上手にデフォルメしているのがキュートさのポイントですねー!

というわけで、英文パターン入門にオススメ!な、”Timothy the T-Rex” by BluePhoneStudiosでした。よろしければチャレンジしてみてくださいね!

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『チビルのパリ・シックなあみぐるみ』 by Chibiru (朝日新聞出版)


(今回も画像はアフィリエイトです)

昨年出版された『チビルのパリ・シックなあみぐるみ』より、「名女優 マドモワゼル・イヴォンヌ」を編んでみました。

編みはじめたのは昨年の10月だったのですが…。自宅の引越しを挟んだりなんやかんやしていたら、なんと4ヶ月がかりのプロジェクトになってしまいました。

といわけでまずはいつも通り。

総合オススメ度
★★★★★

(黒星が多いほどオススメ度が上がります)

難易度
★★★★☆

(黒星が多いほど難易度が上がります)

なんといってもキャラクターがカワイイ!

上記などの、著者ChibiruさんのSNSをご覧いただきたいのですが、ちょっと気の抜けたような、でもさり気なくお洒落に擬人化された動物たちが山盛りのご本です。個人的にはタコの「ジャン・ポール画伯」がお気に入り。この子もいつか編んでみたいです。

ただ、実際に編んでみて痛感したのは、このユルさ・カワイさはChibiruさんのセンスそのものから産み出されているということ。
「全く同じものを作る」のは本当に難しいと思いました。センスが問われますね…

それでは工程をご紹介

指定糸は合太の「ハマナカ アメリー」。

あみぐるみではとても人気のある糸です。

わたしはとりあえず手元にあった「ハマナカ コロポックル」と、そのほか中細糸で編みました。

腕やシッポなどがかなり一部細くなります。黒の中細だとなにを編んでいるのかよくわからなくなる…とかそういうことはあったものの、比較的順調に編み進めていたのですが…

やっちまった。

ふだん自分で作るあみぐるみは、ながらく立ち上がりをつけないスタイルだったので、完全に忘れてしまいました。いかに編み図を見ているようで見ていないかという…

このあたりから完コピする意思が失われています。

…なぜこうなった。

見比べてみると一目瞭然なのですが、見本の方がお顔が横長なんですよね。あまりなにも考えずに、糸のテンションに従ってワタを詰めたのですが、もうちょっと頑張ってお顔を広げたほうがより見本に近い出来上がりになったはず。ちゃんと写真を見て編みましょう…。

全体像はこんな感じ。出来上がりサイズは、アメリー使用で35cmとのことですが、わたしの作ったイヴォンヌは25cmほどになりました。

お顔。

とかなんとかいうよくわからない理由で瞳孔なしの青目さんです。

このあみぐるみの魅力は、編みによる斜行に抗わず、逆にそれを生かしたラインの美しさだと思います。

バックシャンですねー!

キリリ。

と、こんな感じでなかなか時間ばかりがかかりましたが楽しく編ませていただきました。先月くらいには書店でも在庫を見かけましたので、まだまだ余裕で手に入るご本だと思います。

https://www.amazon.co.jp//dp/4023331716/
アマゾンはこちら。
Kindle版もあるみたいです!

キャラクターひとりひとりに込められたストーリーも、著者の愛情を感じる一冊でした。ぜひご覧になってみてくださいね。

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閑話休題。

今回初めて触れた感覚でした。なんかこう…パーツに存在感が…

『編むのがたのしい、ニット』by サイチカ(文化出版局)

サイチカさんの『編むのがたのしい、ニット』より、「こぶたくんのセーター」を母に編んでもらいました。

わたしはもっぱらかぎ針編みばかりしていますが、母は棒針も上級者。毎年一枚ニットを編んでもらうのが恒例になっています。

以前からSNSなどでサイチカさんのパターンを編んだ作品をたくさん見かけていて、素敵だなあと思っていました。ので、今回はこれがいい!と指定してのお願い。シルエットは素朴で、生き生きとした木の模様編みがユニーク。大胆なパターンに見えますが、着るとしっくりなじみます。葉っぱの刺繍の色で個性を出せるのもいいですよねー。

本は購入して、そのまま母に送って編んでもらったのでいま手元にはありませんが…(今度引き取りに行かなきゃ)

『編むのがたのしい、ニット』は2015年。もう一冊、2014年の『今着たいセーター』も、アマゾンのなか見!で見ると素敵な作品が多いので、こちらも欲しいなあと思っています。

先日ブログに書いた『パリジェンヌの編みもの』からタートルが編み終わったら、次のことを考えよう…(ただいま苦戦中です)

「パリジェンヌの編みもの」 by ガスニエ実希子 (文化出版局)

今期いちばんのおおあたり編み物本!と言っている方を何人も見かけた、ガスニエ実希子さんの『パリジェンヌの編みもの』。ずっと気にはなっていたのですが、先日書店で立ち読みしてすごーーーく編みたくなり、迷った末にまた別の日に別の書店で購入しました。

ウェアって「編みたい!」と「着たい!」が合致することがほとんどないと個人的には思っているのですが、この本はシンプルなプルオーバーから力作系まで、かなり編みたいし着たいです。

まず最初に編もうと思っているのがこちら。

「深い夏の森」を夢見るタートルのモヘアセーター
ちょうどこういうタートルネック欲しいと思っていたんですよ。手持ちの糸をいろいろひっくり返してスワッチを編んでみた結果、やや明るめのカーキ色モヘアで編むことになりそうです。

ただ、モヘアでウェアを編むのが実は初めて。というか、かぎ針よりも昔からやっているのにも関わらず棒針はつねに初心者状態で、なにか編み始めるたびに色々忘れていて検索しまくっている程度の腕前です…。というわけで、まずは「間違えない」ことを目標に、簡略化できるところは簡略化したりして編んでいこうかな…と思っています。

これもいつか欲しいなと思う、アウター。

裾のヘリンボーンと、バックのウエスト部分がとても素敵!

そろそろ冬も終わろうかとしていますが、一年中毛糸を編んでいるのには変わりないので、ウェアも気にせず冬物を編んでいきます!

ツイッターで「古着好きな人にはおすすめ」と言っている方を見かけたこちらの本。たしかに、当時のオリーブ少女にとても刺さりそうです(サンプルが一人いまここでブログを書いています)。

まだまだ書店でも並んでいる本ですので、今から次の冬に向けてでも、チェックしてみてはいかがでしょうか?流行に左右されないカジュアルファッションにとっても似合うニットが詰まっています。

パターンレビュー:”CARL THE CACTUS” by lalylala

海外パターンレビュー、今回はちょっと大物に挑戦しました。

LalylalandことLalylalaのLydiaさんによる、不思議な生き物たち。
その中の「Carl the cactus」、カクタス(サボテン)のカールです。

下のリンクが公式サイト。EtsyとRavelryへのリンクがあります。
http://www.lalylala.com/portfolio/crochet-pattern-carl-the-cactus-2/

日本語で買いたい方は、Etsyのほうが便利ですね。ゲストアカウントでの購入もできます。

続きを読む

パターンレビュー:”Baby Humpback Whale” by ONE DOG WOOF

今回はアメリカ在住のデザイナーさん、ONE DOG WOOFのChiweiさんが昨年発表した無料パターン、「Baby Humpback Whale」を編んでみました。

Humpback Whaleは日本語ではザトウクジラ。ザトウクジラの赤ちゃんということで、編んでるだけで優しい気持ちになれそうなあみぐるみです。

サイト上で発表された無料パターンです。下記のページに掲載されています。
http://www.1dogwoof.com/humpback-whale-crochet-pattern/
最初にパターンについて色々と説明があり、後半からパターンが始まります。

ちなみに、これ今年話題になっていたような記憶がありまして、

編みはじめたときはなんか「夏前に」とか寝ぼけたことを言っていますが…

発表はもう一年近く前でした。時間の感覚が本当に失われています。

そんな与太はどうでもいいので、まずはまた総合評価から。

総合オススメ度
★★★★★

(黒星が多いほどオススメ度が上がります)

難易度
★★★☆☆

(黒星が多いほど難易度が上がります)

いえーいオススメ度5つ星出しちゃいました。

ユニバーサルさ
・英語が読めなくてもギリギリいけそう
・糸のゲージが多少適当でもなんとかなる(指定糸じゃなくても全然OK)
・ワタ詰めが楽
・意外と色々な使い途がありそう

まずはユニバーサルさのポイントからチェックしていきますね。

・英語が読めなくてもギリギリいけそう
基本的に、鎖の作り目で初めて往復編みしていくパターンです。
細編みの立ち上がりが1目、中長編みが2目、長編みが3目。
細編みの立ち上がりは1目に数えませんが、ほかは数えます。

ということを頭に入れておけば、あとは英語を読まなくてもスラスラ編めそう。

ちなみに、英文パターンでは作り目に立ち上がりの目を加えて書きます。
たとえば作り目に「ch6」と書いてあったら、実際は5目で、立ち上がりが1目含まれていることが多いので注意が必要。このパターンもそうなっています。

たぶんちょっと難しいのが、この背ビレ部分。編み地を半分に折って重ねて編み、引き抜き編みで戻ってきてその段の残りの部分を編んでいきます。という説明は英語でも書いてあるのですが、写真が少ないのでわかりにくいかも。

・糸のゲージが多少適当でもなんとかなる(指定糸じゃなくても全然OK)
指定糸は、アメリカの大手毛糸メーカーLion Brandのこの糸。
http://www.lionbrand.com/vannas-choice-denim-mist-300.html
http://www.lionbrand.com/vannas-choice-silver-blue-105.html

並太で、かぎ針7号くらいが標準ゲージみたいです。

ですが、編み物する人あるあるな中途半端に残ってしまっている糸が大量にあるわたし。

このお腹の部分は、おそらくウイスターのミディです。かぎ針4号推奨。


(画像はアフィリエイトです、ごめんなさい)

ブルーグレーの背中部分は、いただきものの毛糸にしました。機械編みに最適な中細糸で、おそらくスキーの糸だと思います。物置に眠っていたのをいただきました。


(大変恐縮ながらこちらもアフィリエイトです)

こちらはかぎ針2号でもいけちゃいそうな細さ。

この2種類の糸をむりくり3号で編んではぎ合わせましたが、なんとかなりました。往復編みで伸縮性が高いので、段を間違えなければ多分大丈夫です!毛糸が余っている人じゃなくても、多少ゲージやメーカーが違う好きな色を選んで編めるのはポイント高いです。

・ワタ詰めが楽
基本的には6枚のパーツを編んで、あとからとじはぎするだけ。ぬいぐるみみたいな作り方です!

しかも、胸ビレ・背ビレ・しっぽにはワタを詰めないので、大きい胴体の部分にえいやっとワタを詰めるだけです。
あみぐるみって、意外と「編み」だけじゃなく、「ワタ詰め」の技術でも出来上がりに差が出るんですよね。
前回編んだStuff The Bodyさんのこいぬとかはまさにワタ詰めで大きく差が出る作品だと思います。

そういう意味で、体積の大きいところにわっとワタを詰めるだけの作品は、初心者の方にも作りやすいです。おすすめおすすめ。

・意外と色々な使い途がありそう
もちろんカワイイのでそれだけでも十分価値があるんですが、シンプルな形をしているためいろいろとアレンジした使い方ができそうです。

ワタ詰めが楽なのを利用してサシェにしてみてもいいし、わたしが作ったサイズ感ならマタタビ詰めてねこさんの抱き枕にもできそう。
どんな糸でも編めるので、小さくしてみてもいいし、極太で編んで枕とか、クッションとかにしてもいいですよね。シンプルな形なのでインテリアも選ばなそう。


極太なら、ナチュラのXLとか肌触りが良くて気持ち良さそう。


アルペン純毛極太はリーズナブルで、色合いも落ち着いているのでインテリアに良さそうです。

(申し訳ありませんが上記画像もアフィリエイトです)

わたしはアクリルで編んだお腹部分に好きな香りをスプレーして、クローゼットに入れとく要員にしようかなと思っています。

完成品の販売も可能です
完成品は販売することができます。
Chiweiさんからのお願いで、販売する作家さんはこちらからショップ情報を登録してほしいとのこと。
そうすると、スプレッドシートに情報が掲載されて、ONE DOG WOOFのパターンで商品を作っているショップを一覧として見ることができるようになるそうです。
お客さんから見ると、ONE DOG WOOFデザインのあみぐるみをどこで買えるのかわかっていい取り組みだと思います。強制参加ではありませんが、販売される方はぜひ登録を。デザイナーからすると、自分の作品がどう使われているのかわかるのはとっても安心だと思います。

それでは工程写真を

といってもお腹と背中部分は上でお見せしちゃいました。

こちらは胸ビレ。同じものを2枚ずつ計4枚編んで、それぞれ引き抜き編みで繋ぎます。これ、左右があるので、同じ向きで2枚繋いじゃわないようにだけ注意が必要です。一回左の胸ビレだけ2個作っちゃってほどきました…

最後に体の部分を段を合わせてはいで、ワタを詰めて完成です。
しっぽだけははぐのではなく、胸ビレと同様に引き抜き編みでとじます。


お顔の部分は、はぐ前に2つに折ってとじておきます。


お腹側はこんな感じ。うっすらといろんな色が透けて見えると思うんですが、これはワタの代わりにいろんな糸の切れ端を詰めたせいです。ちょこちょこ出る糸端を溜め込んでおくという悪癖がありまして…


今回、白の方が少し太い糸になったので、お腹の曲線もしっかりと出ました。その代わり、こんな感じでヒレは上に反り返っちゃう。
たとえば、背中側の方を太い糸にしたら、逆にしっぽは下に反ると思います。

と、いうわけで「Baby Humpback Whale」のパターンレビューでした。ぬいぐるみみたいな作り方も面白いし、わりとささっと作れてカワイイっていうのもうれしいです。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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