Jessica cardigan by Wellofdreams(海外パターンレビュー)

イギリスのデザイナーさん、Wellofdreamsさんの「Jessica Cardigan」を編みました。Ravelryに付けていた記録によると開始は2019年8月。実に2年以上かかりました……。といってもずっと編んでいたわけではなく、たまにぱーっと編んでは止め、編んでは止めをくりかえした結果です。ひたすら玉編みを続けるパターンなので移動時間や待ち時間に編もう……と思っていたのですが、ご存じの通り2019年末くらいからそのシチュエーションがほとんど奪われていたため全然編む機会がなかった、という感じでした。

パターンを購入したあとRavelryのプロジェクト一覧を眺めていたら「全然楽しくなかった。二度と編まない」などと書かれている方がいらっしゃっておおう……辛辣……と思ったのですが、たしかにあまり楽しいパターンではありませんでした……。

できあがりは可愛いのですが

もともとは2015年のInside Crochetに掲載されたパターンのようです。現在はデザイナーさん本人のショップから購入できます。

Jessica Cardigan by Catherine Waterfield | Inside Crochet magazine, issue 73 - Blog | Inside Crochet
Jessica Cardigan by Catherine Waterfield | Inside Crochet magazine, issue 73 - Blog

Ravelryはこちら。

Jessica Vintage Cluster Cardigan pattern by Catherine Waterfield
A vintage style granny stripe cardigan.

玉編みを全部同じ向きでそろえるため、1段ごとに糸を切って進みます。そのため糸始末はけっこうたいへんでした。できる限り編みくるむようにはしたのですが、袖付けの辺りとかはどうしようもなく、ちまちま……と処理しました。

ただ、もともとは1段ごとに色を変えるパターンだったので、パターン通りに編めばこの部分にはもう少し納得感があるはずです。ちなみに糸は中細かソックヤーンくらいのものを使い、かぎ針5/0号(3.0mm)で編むパターン。元のパターンではカラフルなほうの糸に野呂栄作のクレヨンソックが使われています。こういう段染め糸にすれば、変化が出てもう少し楽しめたはずなんですが……。ちょうどいいのがなかったのでわたしのJessicaはこんな黄色一色🍋になってしまいました。笑


肩と袖は引き抜きはぎ(とじ)しました

図が全然まったくなにひとつないパターンなので、今編んでいるのがあっているのか間違っているのか何ひとつわかりません。小物ならまだしも、ウェアでこれはちょっときついですね……。袖付けは段と目のはぎみたいなやり方で、と指示があったのですが、この編み地でそれをやったらぜったいに攣ってしまう……と思ったのでやめました。その代わり、可能なかぎり半目のみを拾う引き抜きでとじはぎしています。グラニースクエアをとじるときみたいなやつです。

そのほか、前立ての段数を変えたり、最後のエジングを細編みではなく引き抜き編みにしたり、パターンには書いてないけどここに入れないと編み地が左右対称にならない……というところに鎖編みを1目足したりと、いろいろちょこちょこマイナーチェンジを加えています。どちらかというと、そうやって自分流に変えながら編んでいくことに苦痛を覚えないタイプのひとじゃないと編んでてしんどいかなという印象でした(あまりにも説明が不親切で)。

できあがりをご覧いただくとわかるとおり、いいカーディガンだとは思うんです。ぜんぜん重くないし、ふわっと仕上がったし、ラインもいいし。でもパターンが超不親切。というわけであまりおすすめではありませんが、ご興味のある方はお試しください。

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