門前の小僧習わぬ経を読む、もしくは初めてのミニチュアトルソーづくり

1/12スケールのドールが着られて、かつドールハウスの中に置いても違和感のないミニチュアニットを目指して最近いくつか作っています(パターンも作っていますのでおたのしみに)。

実際にできたミニチュアニットをどう使うか? と考えたとき、ドールハウスの調度にするなら洋服だけだとちょっともの足りないな、と思いました。でも、たとえばトルソーに着せてあったら家具として置いておけそうです。

というわけでトルソーが必要になったのですが、1/12スケールのトルソーというのはなかなかお手頃なものがありません。ないなら作るしかないかあ、というのが今回の始まりです。

話が数十年さかのぼります。わたしが子どものころにちょっとしたドールハウスブームがあり、学研から季刊誌が発行されるほどの盛況ぶりでした。ちょうどルーマー・ゴッデンの『人形の家』を読んでドールハウスに強い憧れを抱いていたわたしも雑誌を買ってよく読んでいました。

人形の家 (岩波少年文庫 067)
ルーマー・ゴッデン | 2000年10月18日頃発売

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でもここからが子どもの悲しいところ。季刊の雑誌はなんとか買えるものの、そこからさらにドールハウスを作るための材料を買うほどの財力はないわけです。バルサ材・樹脂粘土・ヒノキ棒やワイヤーなどなど、ミニチュアづくりの定番は今も昔も変わらないのですが、昔はこういったものを気軽に買えるホームセンターがそもそもあまりありませんでした。DIYショップ(DIYショップって言ったんです、昔は)はありましたが子どもには敷居が高かったし、大きな文具屋さんに行けば粘土類はあるもののお小遣いだと手が届かないし。というわけで、作れないのに作り方だけを本で熟読する子どもが誕生したわけです。

読書百遍とはよく言ったもので、現在に至ってその経験が役に立ちました。あまり難しいことをしないでミニチュアトルソーを作りたいな、できれば家にある材料で、と考えたときにぱっと思いついたのが今回のトルソーなんです。

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どこにでもある材料でトルソーの足を作る

トルソーの足に使ったのは以下。

・4mm径の竹ひご

・#26造花用ワイヤー

・4mmプラスチック丸ビーズ

・5番刺繍糸

・木工用ボンド

・アイアンペイント(色:アイアンブラック)

アイアンペイント以外は家にあるもので作りました。竹ひごを適当な長さに切り、くるくると丸めた造花用ワイヤーをボンドで接着します。

そのままだとワイヤーの先端が危ないのと、ちょっと装飾的な要素を足したかったのがあり、くるくる丸めた先端のほうに4mmビーズ、竹ひごに接着したほうに5番刺繍糸をつけました。

乾かしたらアイアンペイントを塗ります。

アイアンペイントは叩くように塗るので、そのためにスポンジ刷毛を買っておきました。でも今回は塗るものが小さすぎて使いにくかったです。タンポを作るか? とも思ったのですが、それよりも綿棒を使うほうがはるかに楽で早かったです。綿棒おすすめ。

今回使った材料は全部アイアンペイントを直接塗って問題ありませんでしたが、ガラスには吸着しないそうです。プラビーズの代わりにガラスビーズを使うときはマルチプライマーが必要だと思います。

石粉粘土でトルソーボディを作る

トルソーボディは石粉粘土で作ります。もちろんほかの粘土でもいいのですが、石粉粘土は乾かしたあとに削ったり、もう一度粘土を盛ったり、というのを何度もできます。やり直しがいくらでも利くというのが性に合っている(編み物と似ています)ので石粉粘土を使いました。

材料は以下。

・ラドール プレミックス

・デザインナイフ

・紙やすり(180 / 320 / 400 / 1000)

・おゆまる

・ミルクペイント(色:クリームバニラ)

・絵筆

・ウレタンニス

石粉粘土とおゆまる、ミルクペイントを購入してスタート!

手元にあるミニチュアトルソー(「おばあちゃんの手芸のお部屋」に入っていたものです)をサイズ感の参考にしつつこねこね。

トルソーはグラマラスボディのものが多いですが、今回はややユニセックスなボディラインにしたいと思っていました。そこで多少のバストがありつつ肩甲骨も少し盛りっとしていて、ウエストがあまり細くないラインに。

何度か削ったり盛ったりを繰り返し、ある程度形ができました。まずはこれを原型としてウレタンニスを塗ります。

続いてはおゆまるの出番。前後に分割するイメージで型を取ります。

石粉粘土を詰めて、外す。右に写っているのが原型です。

おゆまるで大きいものを型取りするのはあまりおすすめされないそうなのですが、型取りシリコンを買うのも大げさだし……と思ってまずはトライしました。おゆまるはお湯につければ何度でもやり直せるので、これもまた石粉粘土と一緒で性に合っています。

バリがすごいので乾いたらデザインナイフで削ります。彫刻刀のほうがやりやすいかも。

あとは割れ目や歪みなどを削ったり盛ったりして修正し、やすってきれいにしたらミルクペイントを塗ります。

トルソーによくある生成り色にしてみました。

あとは組み立てて完成!

前。

後ろ。

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1mm未満の極細かぎ針で編んだミニチュアです。 This is a miniature crocheted using an extra-fine hook smaller than 1mm.

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