「布用ペンタイプのり」と「消えいろPITほそみ」を比較する

こんにちは! ブログでは大変ごぶさたしております。前回ブログを書いてからは……いろいろ作っていました。サイトのトップページなどに編み図の情報を更新しておりますので、よろしければご覧ください。

さて、編み物とは直接関係がないのですが、前々から書こうと思っていた比較のお話です。

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イングリッシュペーパーピーシングに使うのり

若いころからEPP(イングリッシュペーパーピーシング)という種類のパッチワークキルトをやるのが趣味です。これは型紙に布を固定して巻きかがりをするタイプのパッチワークなのですが、紙に布を固定する方法には大まかにふたつあります。

ひとつは伝統的な方法で、紙ごとしつけ糸で縫い付ける方法。もうひとつは、仮止め用ののりで貼り付ける方法です。

昔はしつけ糸のほうしかやり方を知らなかったので一枚一枚しつけしていたのですが、のりで貼る方法を知ってからはもっぱらそちらでばかりやっています。紙を縫うの疲れるんですよね……。


布と紙は仮止めができるのりで貼ります。手芸用品店などで探すと、この「布用ペンタイプのり」などがよく見つかります。

といいつつ、この形状、どこかで見覚えありませんか?


そう、「消えいろPITほそみ」とすごくよく似ているのです。

もともとこのふたつは同じものだという話はインターネットにちらほら転がっていましたが、実際のところどうなんだろう? と思って両方買って比較してみました。

比較!

ふたつ並べてみました。外観は素人目にはまったくいっしょに見えます。

キャップを開けてのりを出したところ。……いっしょに見えますね……

布用ペンタイプのりの台紙。製造元は書いてありませんが、成分がポリビニルピロリドン、韓国製ということが分かります。

こちらが消えいろPITほそみ。こちらも成分はPVP(ポリビニルピロリドン)、韓国製です。

ちなみにどちらものり部分は詰め替え式なのですが、布用ペンタイプのりについてきたカートリッジを消えいろPITに使うことができました。パッチワークに使っているぶんには、使い心地にも双方変わりありません。まず間違いなく同じものと考えて良さそうです。

布にも紙にも使えて便利

消えいろPITほそみ、事務仕事をする方にはわりとおなじみだったりしますよね。布用・紙用と分けると面倒ですが、どちらにも使える! となると一本常備しておいて損はない感じに。手に入りやすいほう、お手頃なほうを選んで使えるのはうれしいところです。



ちなみにわたしがパッチワークキルトをやるようになったのは、ルーシー・マリア・ボストンの「グリーンノウ」シリーズがきっかけです。ルーシー自身がパッチワークをよくする人だったのですが、本人をモデルにしたエピソードが出てくるのが『グリーン・ノウの煙突』です。

ルーシーは日本ではそこまで有名ではないと思いますが、言うなればイギリスのターシャ・テューダー的人物。ルーシーのほうがふたまわりほど年上ですが、同じように創作活動をしつつ広い土地に住み、ガーデナーとして功績を残し、手作りをよくしました(そしてふたりとも離婚して子どもを育てた自立した女性でもあります)。ルーシーの住んだ、そしてグリーンノウのモデルでもあるへミングフォード・グレイのマナーハウスには一度行ってみたいです。

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