「Stitch Works Software」の開発にちょっかいを出す

かぎ針編み図ソフト「Stitch Works Software」がオープンソース化していましたの続きです。

「Stitch Works Software」の顛末は、タグ「Stitch Works Software」からどうぞ。

今回はもはや編みものとほとんど関係がない内容になってます。すみません…

オープンソース化していることが判明し、「あーよかったよかった」と気分良く就寝したわたし。

が、しかし

わたしがグースカ寝ているそのとなりでは、丑三つ時までキーボードをカタカタと叩く音が響いていたのでした。

GitHubを眺めていたら楽しくなってきてしまったらしい我が家のエンジニア。

なんと、ソースコードをダウンロードして、自分でビルドしはじめたのでした。

(※ビルドとは、簡単にいうと、編み図から自力で作品を編むことに似ています。ソースコードが編み図で、ソフトウェアが完成作品だと思ってください。一般的なソフトのインストーラーをダウンロードしてくることは、それに比べると、誰かが同じ編み図を見て編んだ完成品のニットを買ってくることに似ています。完成品のニットも今は手に入るけど、作っている業者さんがいなくなったら、いつかは自分で編み図を見て編まなくてはいけない日がやってくる、という感じが今Stitch Works Softwareのユーザーが置かれている状況です。)

ビルドしてみようとしたところ、使われているQtというライブラリのバージョンが古すぎて今のMacOSでは動かなかったとのこと。

(※編み物で例えるのが難しいのですが、たとえば、編み図で指示されている道具や毛糸が昔のものすぎて現代では手に入らず、どうにか代替品で作ってみなくてはいけない…などという事態を想像していただければと思います。)

どうにかこうにか、コードを修正して今のOSでも動くようにした我が家のエンジニア。ソフトのアイコンはモニタ上に現れたものの、クリックしても起動しない!というところで夜中の3時。諦めて寝たそうです。

しかしそんなことでは諦めないのがエンジニアのすごいところ。週末、またPCを持ち出してカタカタしはじめました。曰く、「もうちょっとで動くと思うんだよなー」。

…まあ、なんとなくこういうことかな?と想像してみたのですが。

友達や家族が、「これ編みたいんだけど編めないんだよー」と編み図を持ってきました。見てみるとなかなか編みがいがありそうな作品。じゃあいっちょまず編んでみて教えるよ!と意気揚々と編みはじめたはいいものの、出てくる出てくる編み図のミス。これは全部編んでみて修正しなくちゃ!でもこの部分写真にちゃんと写ってなくて正解がよくわからないな?!みたいな。

そんなシチュエーションなら、たしかに夜中まで熱中して作業してしまうかもしれません。

というわけで、苦節数時間、なんとかちゃんと動くものが、我が家のエンジニアのPC上に登場しました。

↑わたしがいろいろと機能を使っていじってみたスクリーンショット。いちおうちゃんと動きました。

(「なんでこの人のPCに編み図のソフトが入っているんだろう…」とはちょっと思いました。)

というわけでめでたく、編み図、じゃなくてソースコードの一部を修正することに成功した我が家のエンジニア。

ver1.2の開発者さんに向けて、修正してみたからチェックしてくれたらうれしいよ!という連絡をしました(プルリクエスト、略してプルリクといいます)。

そのプルリクがこちら。
https://github.com/citiral/CrochetCharts/pull/3

が、しかし

返事が今のところありません。

Stitch Works Software、もしかしたら完全に放置されてしまっているのかもしれない…

今はインストーラーがフリーで手に入るよ、わーいやったー!ってなっていますが、将来ある日突然動かなくなるかもしれない恐怖は、まったく解消されていなかった模様です。

さあどうする。ただ返事を待つのか。それとも次なる一手を探すべきか…

絶対に必需品なソフトだからこそ、どこまで首を突っ込むべきか。悩ましいところです…

(続くかどうかはわかりません)

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「夜中までとか休日潰してとかまでいじってもらうと若干の罪悪感がわたしにあるんですが…」と申し上げたところ、我が家のエンジニアは

「たのしかったです!」

とげんきなおへんじ。よ、よかったです…。

コメント

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