「好きな本一冊買ってあげる」と言ってもらったので、稲葉ゆみさん著『かぎ針あみの小物 ノスタルジック クロッシェ』(日本ヴォーグ社刊)を買ってもらいました。
タイトルに「ノスタルジック」とあるようにスモーキーな色合いでおとなしやか、上品なアイテムが掲載されています。
ポーチ、バッグ、帽子などなどの服飾小物がメイン。
わたしは編みぐるみのパターン制作を主にやっているというのもあって普段こういう小物はあまり編まないのですが、「美しい!」と思うパターンがいくつもあったので実際に編んでみることにしました。
まずは表紙にもなっているこちらのがま口。
渦巻き模様が目を惹きます。このモチーフはなんといっても模様がおもしろい。
amazonのなか見!検索でもけっこう見えてしまいますが笑、これ、途中まで編んでからひっくり返すとこの模様ができているという、裏側を表にする模様なんです。
けっこうきっちり編んであるように見えますが鎖編みで進む部分も多いので、慣れてきたら1枚を編むのにはあまり時間がかからないのではないでしょうか。ちなみに表紙のがま口はモチーフ5枚で編みつなぐそうです。
モチーフを1枚編んでみました。使用糸はパトラのクールサワーというサマーヤーン、かぎ針4号で編んでいます。かなりよりが甘い糸なのですが、こま編みと鎖編みだけで構成されているというシンプルさのおかげできれいに模様が出ました。
見本とゲージが違うので口金を探すのがちょっと面倒かもしれません。がま口以外に何かできないかな。と考えています。
先ほど調べて知ったのですが、パトラはずいぶん前にシュゲールの一部門になっていたんですね。じつはこの糸も20年ものに手が届きそうな勢いで死蔵されていたものです。さすがに購入者はわたしではなく母ですが。
さてもう1枚。
こちらはモチーフ1枚でピンクッション、複数枚でドイリーとして紹介されていました。巻き編みの模様がエレガントです。
使用糸はオリムパスのエミーグランデ、レース針0号で編みました。ちょうど手のひらに収まるくらいの大きさになりました。
モチーフの美しさに惹かれて編んでしまったので何にするか考えていません…プチブライスの座布団とかにならなりそうです。笑
こちらのモチーフは毛糸で編んだときに巻き編みの具合がどう出るか興味があります。今度編んでみようと思います。
そのほかにも、
裏表紙になっているこちらなど、気になります。
今持っている麦わら帽子に合うサイズでこのブレードとモチーフをつけてみたらすてきだろうな。などと考えています。
こんな感じでカジュアルだけどシック、ちょっとしたお出かけにも使えそうなアイテムが掲載されています。
本体1000円というお手頃価格でボリュームはたっぷり、個人的にはとってもおすすめの一冊になりました。
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