『新世代 至高のおりがみ』(西東社)

立体系のあみぐるみを作っている方は、みなさん編み物界以外に参考にしているクラフトや技工がなにかあるんじゃないかと勝手に思っています。

わたしの場合は折り紙。本格的にかぎ針編みでオリジナルを作りはじめる前、一時期いわゆるコンプレックス系折り紙にハマっていたこともあって、いつも非常に刺激を受けているジャンルです。

先日発売された『新世代 至高のおりがみ』。フォローしている作家さんの作品が掲載されているということで発売前から気になっていたのですが、書店で見つけてうっかり買ってしまいました。

折り紙遊びといっても方法はいくつもありますが、コンプレックス系折り紙の特徴は「不切正方形1枚折り」。日本で育つと乳幼児の頃から親しみのある真四角の折り紙、あれを一回も切らずに折り上げる手法をとります。限られた面積をどう割り振って、パーツを折り出していくのかが腕の見せ所(のようです。わたしは折り紙創作に成功したことがないので界隈を眺めていての感想…)。

ドMともいえそうなストイックさのあるクラフトですが、わたしが普段作っているシームレスなあみぐるみに関しては参考になる点が多々あるなあと思っています。

びっくりするくらい細かいパーツを折り出していくので、使用する折り紙は大きいサイズであることが大前提です。が、手元に普通サイズの15cm折り紙しかなかったので、とりあえず25cmで折れるという「ドードー」を折ってみました。足の爪もそれぞれ折り出してるんですよ。すごい。

ちゃんと紙を用意して、

このゴリラとかサイとか(切りはりする方のペーパークラフト感もあってかっこいい!)、

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このハリネズミとか(カクカクしてるのに可愛い!)、折ってみたいです。

ちなみに「日本折紙学会」というのがありまして、そこの機関誌は学会員でなくても購入できるのでおすすめです。わたしも1年間だけ定期購読してた時期がありました。

おっきい折り紙とか、特定の作品のキットとかは「おりがみはうす」で購入できるそう。わたしもまだ行ったことがないのですが、今度近くに行くので寄ってみようと思います。

というわけで、幾何学っぽくあみぐるみを捉えている人には参考になるかも?しれない?な折り紙本のご紹介でした。たのしい!

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